大学受験 新標準講義 世界史探究
山口良二のメタ視点でわかる古代・中世・近世・近現代
- 山口 良二 著

- 読者対象
- 高校生
学習レベル
- 基礎
- 標準
- 応用
- ★入試対応
- 価格 : 2,970円(税込)
- 発売日 : 2025年09月17日
- ISBNコード : 9784010351383
- 図書分類コード : 7322
- 本冊 : A5判 / 688ページ / 2色刷
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内容紹介
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●メタ視点とは?
メタとは、「高い次元の」「超越した」の意味の言葉です。
この本では「メタ視点」を「歴史の流れ・関係性・学習内容を広く上から見た、俯瞰した視点」の意味で用いています。
●なぜメタ視点で学習するのが良いのか?
世界史探究は、社会科の中では、学習する分量が多い科目です。そのため、独学だと、歴史用語をひたすら丸暗記することにとどまりがちです。
この本では、「メタマッピングとメタ視点」によって、どの時代の、どの国・地域の、どの内容を学習しているのかを意識しながら進めることができます。
学習の全体像や大事なポイントを図で理解できるので、時代の流れ、国・地域のつながり、変化、因果関係を広い視点・視野で学習できます。
●メタ視点以外にも、以下の特徴があります!
・1冊で、古代から現代まで、通史が全部学習できる。
・受験レベルは、共通テスト・私大受験・国公立二次(※最難関以外)まで対応。
・スマホ・パソコンで講義の音声が聞ける!
本書の講義部分を読み上げた音声を、専用ウェブサイトからダウンロード、またはスマートフォンアプリ「英語の友」で聞くことができます。
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目次
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序章 先史時代
先史の世界
第1章 古代地中海世界
古代オリエント史
古代ギリシア史
ヘレニズム時代・古代イラン・中央アジア
古代ローマ史
第2章 古代南アジア・東南アジア・東アジア世界
古代インド・東南アジア史
黄河文明~漢
三国時代~唐
中国周辺史(内陸アジア・朝鮮・日本)
第3章 ユーラシア諸地域の交流
イスラーム史(13世紀まで)
宋・大モンゴル国・東南アジア
中世ヨーロッパ史
第4章 「世界の一体化」の進展
明・清
海域アジア・アフリカ史
イスラーム史(14~18世紀)
近世ヨーロッパ史
第5章 欧米国民国家の形成とアジア各地の動揺
近代ヨーロッパ史
19世紀のアメリカ大陸
近代アジア史
第6章 帝国主義と第一次世界大戦
帝国主義の時代
第一次世界大戦・ロシア革命
第7章 戦間期の世界
ヴェルサイユ・ワシントン体制の形成
戦間期のアジア
世界恐慌とその影響
第二次世界大戦
第8章 第二次世界大戦後の世界
冷戦期の世界
第二次世界大戦後のテーマ史
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編集担当者の声
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本書は世界史の全体を、この1冊で共通テストから私大受験や国公立二次まで、コスパ・タイパよく学習できる参考書です。
著者の山口先生には、1冊で世界史の全範囲を網羅していただくための効率の良さの工夫はもちろん、「世界史を身近な科目として楽しむ」、「世界史の学びを通じて、実生活に役立つ知識を運用していくような人生の手助けになる」参考書として、まさに全身全霊でご執筆いただきました。
本書の「はじめに」からこの点での要点をいくつか取り上げると、以下になります。
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・地図や年表などの視覚に訴えかける情報を充実させることで、各出来事の因果関係を明確にする。
・講義の解説内容の理解や講末の練習問題を通じて、近年の入試問題の特徴である「知識と考察の両方を駆使して解答を導く」力を鍛える。
・各講の導入やコラムを含め、「読み物」であることを意識した本書を通じて、大学受験に求められる知識はもちろんのこと、歴史そのものに興味をもてる。
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著者紹介
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山口良二(やまぐち りょうじ)
鹿児島県名瀬市(現:奄美市)出身。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。学生時代の専門は古代ギリシア語・ラテン語の文献を研究対象とする西洋古典学。自分が研究を深めるよりも、学生に普及するほうが向いていると感じ予備校業界の門を叩く。現在は世界史講師として授業のほか、模試や教材の作成といった「書き物」にも活動の場を広げている。「世界史は『興味』の科目である」の持論のもと、大学受験で求められる知識はもちろんのこと、世界史が諸科学の礎であることを意識し、生徒の歴史に対する興味を喚起するべく日々努めている。
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