高校総合的研究 シリーズ

総合的研究 問題文の読み取り方----数学I・A・II・B

  • 古賀 真輝 著
読者対象
大学生,高校生

学習レベル

  • 基礎
  • 標準
  • 応用
  • ★入試対応
  • 価格 : 1,430円(税込)
  • 発売日 : 2021年08月12日
  • ISBNコード : 9784010377277
  • 図書分類コード : 7341
  • 本冊 : A5判 / 208ページ / 2色刷

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内容紹介

【本書の特長】
(1)問題文の論理構造が理解できるようになりますので、適切な解答が書けるようになります。
(2)前半約100ページで、高校数学を(根本から)おさらいしますので、視野が一気に広がります。
【本書の章構成】
第1章 この本で読み取る「数学の文章」がどのようなものであるかを考えます。
第2章 数学の「文法」、つまり「論理」を解説します。
第3章 数学の「語句」、つまり「数式」や「記号」を解説します。
第4章 数学の「文章」、つまり「命題」や「条件」を解説します。
第5章 数学の「問題文」、いよいよ「問題文」の読み取り方を解説します。
第6章 数学の「図」、数学の文章を補助する「グラフ」なども解説します。
第7章 今まで学んだことを入試問題に応用して練習します。

目次

    第1章 数学とは
    1.1 数学の文章と他の文章の違いは?
    1.2 数学という学問の成り立ち
    1.3 定義と定理の述べ方
    第2章 論理学の基礎
    2.1 命題と条件
    2.2 命題の演算
    2.3 集合の言葉
    第3章 数式の読み取り
    3.1 数式の記号
    3.2 数式にまつわる諸概念について
    3.3 より複雑な数式に対して
    第4章 命題・条件の読み取り
    4.1 論理記号の読み取り方
    4.2 細かい表現
    第5章 問題文の読み取り
    5.1 問題文の構成
    5.2 条件の取り扱い
    5.3 問題文のポイント
    第6章 図の読み取り
    6.1 文章でかかれた図の情報の読み取り
    6.2 グラフの読み取り
    6.3 統計的な図表の読み取り
    第7章 各論・応用
    7.1 量化子の扱い方?入試問題演習?
    7.2 確率の問題における読み取り
    7.3 実戦演習

編集担当者の声

本書はとっても過激な本です。なぜならばと言うと、書名の「問題文の読み取り方」を徹底的に考えるために、高校までに学んできた数学を(根本から)問い直してしまうからなんです。読んでいくと、ゆっくりと自分のなかの数学が再構築されていくのがわかります。皆さんの中の数学が、一回ばらされ、みがき、組み立て直されて、新品のピカピカに変わっていきます。第5章の「問題文の読み取り」までいくまでに、約100ページありますが、このたった100ページで皆さんの数学が、再構成されて新しくなるのです。私は(本書の編集者でありながら)わくわくしながら読んでしまいました。そして、第5章の問題文の構造分析は圧巻です。4章までの学び直しによって新しく手に入れた「数学」を使って、バリバリと「問題文」を噛み砕いていくのです。ぜひぜひ!お楽しみください。推理小説よりも面白い数学です。(もちろん受験にも役立ちます。)

著者紹介

東京生まれ.私立開成高等学校,京都大学理学部卒業.京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻修士課程在学中.専門は整数論.2020年度より2021年度現在,私立中高一貫校数学科非常勤講師.YouTubeチャンネル「Masaki Koga [数学解説]」で数学に関する授業動画を公開していて,チャンネル登録者数は2021年4月現在5万人を超える.モットーは「『分かりやすさ』より『厳密さ』第一」.
【著者から一言】
例えば、何かの問題で「十分性の議論をしていない」という理由で減点されたような経験はありませんか。その場合、答案をかいたときに「十分性の議論をしなければならない」問題だということを認識していなかったことが多いのではないでしょうか。このように、全体の論理構造がおかしかったりする答案は、そもそも問題文の構造を正しく理解していないことが一つの原因としてあると思います。この本はそのようなことを防ぐために、解法を選択する前に何が問われているのかを理解し、問題文に適切に答えられるようにすることを目標にしています。

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