本書のテーマは「科学っておもしろい」です。
小学生のみなさんがふだん暮らしている中でふと疑問に思ったことがらの中には，科学が正解を教えてくれる場合がたくさんあります。また，生活を便利にしてくれるスマホや家電，毎日を楽しくしてくれる動画やゲームなどは，どれも科学の力でうまれたものです。このように，科学は私たちの身の回りにあふれています。

本書では，主人公たちがパン作りを通して科学や「なぜ？」に接していきます。
学校の理科の授業が好きな人も，ちょっとニガテな人も，この本を通じて科学のおもしろさを感じ，自分の可能性を広げていってくれればと思います。

１章　科学は身近にあるもの？

科学ってそもそも何？　
パン作りにも科学が必要！
なぜ？の答えを考えてみよう
不思議に思ったことをじっくり見てみよう　…など


２章　科学はみんなの積み重ね

パン作りになぜ温度管理が必要なの？
「なぜパン」と科学のはじまりは？
科学はどうやって発展してきたの？
おいしさには理由がある　…など


３章　これからも発展する科学

最新の科学技術はこんなにすごい！
未来はロボットがいっぱい
AIは人間より有能？
最新の映像技術を使いこなそう！　…など

本書は，主人公がパン屋さんでパン作りするストーリーになっています。
科学とパン，一見関係ないように感じるかもしれませんが，発酵や温度管理などが重要だったり，試行錯誤を重ねたり…と科学の要素が詰まっているのです！
子供にも身近な題材で，難しさをあまり感じず科学に触れることができるので，多くの小学生に読んでもらえたらうれしいです。