本書は，初めて英語に触れる小学生が楽しくアルファベットの読み方・書き方を身につけるための書き込み式ドリルです。

ゲーム・クイズを楽しみながら，アルファベットの順番や形を覚えたら，ネイティブの子どもたちと同じように，ABC順ではなく書きやすい順に書き方を練習します。

手書き文字に適した英文フォントを採用し，書き出し位置や4線のどの部分を使うかのガイドも表示しているので，初めてでも無理なく，読みやすいアルファベットを書けるようになります。

誌面はオールカラーで，漢字にはすべてふりがなを振ってあります。

巻末にクイズの答えも掲載していますので，お子さんが自分で答え合わせまでできます。

付属の音声は，誌面の二次元コードから簡単に再生できます。英語の発音はもちろんのこと，各ページの学習の案内も入っていますので，大人の助けがなくても1人で進めていくことができます。

※本書の音声は、公式アプリ「英語の友」でもお聞きいただけます。詳しくは、公式サイト（https://eigonotomo.com/）をご覧ください。

1　アルファベットの大文字
2　アルファベットの小文字
3　アルファベットのちがい
4　アルファベットの読み方

ローマ字一覧

小学校で外国語（英語）が教科になり，成績がつくことになったため，「家庭で，英語をどうやって学習させればいいのだろうか」という不安を持っていらっしゃる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そんな方たちのために，小学生のうちに身につけておきたい英語の基本事項をまとめたのが『小学生のための英語練習帳』シリーズです。

日本の小学校でひらがなを習うとき，「つ」や「し」から始めて「あ」や「な」はあとの方でやりますが，ちょうどそれと同じように，イギリスの小学校で子どもたちが習う際の「英語の手書き文字の教え方」というものがあるのですね。
外国語として英語を学ぶ日本の子どもたちにもぜひその方法を紹介したいと思ったので，これまでに多くの中学1年生（＝教科化以前においては，「初めて学校で英語を習う子どもたち」）に英語の手書き文字を指導してこられた手島 良先生に監修いただいて，この本を作りました。

これから英語学習の長い道のりを歩いていく子どもたちが，その入り口でつまずくことのないように，そして願わくば，英語を好きになってくれますように。この本がお役に立てれば幸いです。

武蔵高等学校中学校教諭，日本女子大学非常勤講師。
1985年東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。1991年英国レディング大学大学院言語学科修士課程（応用言語学専攻）修了。
2002-2004年度NHKラジオ「新基礎英語3」講師。
著書に『英語の発音・ルールブック』（NHK出版，2004年），『通じる英語の発音ドリル』（研究社，2006年），『英語指導技術ガイドQ&A』（共著・開拓社，2014年），『EXPRESSWAYS 1』（共著・高校教科書「英語表現I」，開隆堂，2014年）、『これからの英語の文字指導　書きやすく読みやすく』（研究社，2019年）など。
一般財団法人語学教育研究所理事。