- そもそもTOEICを受け始めたキッカケは何ですか？
- 2001年に所属会社が合併し、その後、2005年に営業から業務管理部門へ異動となったことをきっかけに、何かしら本業以外の資格を取得しようと決意しました。思案の末、今後は英語ができないと社内の生存競争に生き残れないと考え、20年振りに英語学習を再開しました。書店を巡る日々がしばらく続き、TOEICという魔物の存在を知ったのです。受験の級別がある英検は、年に3回しかテスト機会がなく、また、どの級から受けていいのかも分からず、何となく馴染めませんでした。
- TOEIC受験歴とスコアの変遷を教えてください。
- 2007年3月に公開テスト初受験で550点。初受験まで1年半も準備して万全の体制で臨み、700点一発クリアを目指しましたが、あえなく玉砕。逆に闘志に火がつく。こうなったら、絶対に900点を獲ってやる！2008年に700点突破、2009年に800点突破、2010年に900点を突破し、2014年に、ついに頂点の990点まで辿りつきました。我ながらアッパレです。
- 試験当日の過ごし方を教えてください。
- 早めに起床します。従って前日は早めに就寝します。スコアアップを願うなら、寝不足は絶対にやってはいけません。早めに起きたなら、無理をせずに、リスニングを1模試だけ耳慣らしに聴きます。朝食を軽めにとって、遅くとも11:30までにはテスト会場の最寄り駅に到着します。遅刻だけは絶対に許されません！昼食は、コンビニでシュークリームかエクレアを1個だけ買い、糖分補給で脳みそに栄養を与えます。
- モチベーションの維持方法を教えてください。
- どうしてもモチベーションが上がらないような時は、ジタバタしても仕方ありません。学習仲間に相談をしたり、仲間と会えない時には、好きなブログを読む、SNSで自分と同じような環境にいる仲間を探して投稿を見るなどして、気晴らしをしていました。そして、充電が完了したら、再び英語学習の世界に戻って、思いっ切り勉強です！
- スコアが伸び悩んだ時にどう乗り越えましたか？
- スコアが伸び悩んだり、それどころか、一時的に下がったりする場合もありますが、それは誰もが一度は通る道です。TOEIC学習はスコアダウンと闘う歴史です。そんな時には、自分が今まで使ってきた愛着のあるテキスト、最も自信があるテキストに戻って復習です。使い込んだテキストには、苦労しながらも徐々に実力を培ってきた自分だけの歴史が宿っています。そのテキストを見て、聴いて、思い出してきました。学習開始当時、全く分からなかった英文が今は読める、今は聴こえる。愛着のあるテキストを読み返すことで、失いかけた自信を取り戻し、壁を乗り越えてきました。
- TOEIC受験のジンクスはありますか？
- テスト申込みが始まったら、その日の内に、つまり初日に必ず申し込みます。また、受験票が到着したら、その日の内に署名して写真を貼りますが、写真の裏に名前を書き込み、その下に「990点」と書き足していることは内緒です。テスト当日、CoCo壱番屋でカツカレーを食べて、ここ一番で勝つ！とか叫んだりはしません。
- おすすめ受験グッズを教えてください。
- 1.3mmのマークシート専用シャープペンシルを2本、0.9mmの製図用シャープペンシルを2本、monoのプラスチック消しゴムを2個、G-SHOCKの腕時計とSONYウォークマンを標準装備。靴は基本スニーカーで、夏はサンダル。これで決まり。眠眠打破もユンケルも飲みません。
藤枝先生インタビュー
驚異的な受験回数を誇る著者だからこその恐怖体験を聞きました。
『なぜここに・・・』
浅草の会場で受験した時でしたが、お祭りの日と重なってしまい、テスト会場の真ん前に御神輿が到着。元気のよい、荒々しい掛け声が教室内に響き渡りました。受験料全額返還措置となる。
『男しかいない・・・』
水道橋の、とある学校が受験会場だった時、何だかいつもと様子が違うなあと思って、周囲を見回したところ、受験者が全員男性であることに気づき、帰ろうかと思った。
『そばにいたのは・・・』
受験会場に向かう途中、顔なじみのTOEIC講師と会って驚き、その後、また別のTOEIC講師と会ってこれまた驚き、教室に入ったら、そのおふたりが僕のそばに座っていて、こっちを見ていた。
