本屋さんに並ぶまであと4ヵ月

本文やデザインを実際につくります

本文の内容が決まると編集部は文章の専門家ともいえる人、いわゆる「著者(ライター)」に原稿をお願いして、本文を書きはじめてもらいます。

編集部は、原稿のチェック、リライト、校正などをおこないます。
また、装丁(本のカバーや帯などのデザイン)をつくります。

装丁編集部がつくった案をもとに、営業部が書店員さんや読者の人にも意見を聞いて決定します!

本は編集部の人が全部書いてるの?
編集部の人はどれくらい修正するの?

いいえ、違います!出版社から依頼を受けて出版物の編集、制作をおこなう編集プロダクションの人などが書いています!
編集部は納得がいくまで構成や内容の修正の指示を出します。
流れがきまったら紙面デザインに落とし込み、内容に間違いがないかチェックしたりイラストや写真などの要素を入れて完成させていきます。

カバーのデザインは、どうやって決めたの?
一番大事なポイントはどこなの?

カバーを作るうえで一番大事なポイントは、みなさんに「読んでみたい」と思ってもらえるようなデザインにすることです。 全ての書店さんでポップ(本棚にある小さな広告)を置いてくれるかというとそうでもないのでカバーで勝負します。
特に 本の帯(本のキャッチコピーなどが印刷された紙)は本の中身を読まなくてもコンセプトが伝わるように時間をかけて考えています!

第1案

最初の案は書名からどんなテーマか、伝わりづらいので営業の人から『売りづらい!』という意見が出たよ!

第2案

2つ目の案は営業部の意見を取り入れて、具体的なテーマを全面に出してにぎやかな雰囲気のデザインに!

第3案

2つ目の案はカバーがにぎやかすぎるという意見が出たよ。
3つ目の案はイラストを少なくしてテーマが一目でわかるスッキリしたデザインに!
でも、これでは『「マンガ」という中身の面白さが伝わらないな。』『もっと楽しげにしたい!』という意見が出たよ!

すごい!本の中身はこうやって出来ていくんだね!
リュウーⅡの出てくるコマは最初と全然違ってびっくり!