書店に並ぶまであと10ヵ月

本の内容を決める"2つのチーム"

編集部
どんな本を作るか、企画を考える。著者(ライター)に原稿を書くことをお願いして、できあがった原稿をチェックする。デザイナーやイラストレーターなどの力を借りながら本としてのカタチを整える。
営業部
今どんな本が売れているのか、お客さんがどんな本を欲しがっているのかを調べる。多くの注文を書店から集めたり、本の宣伝をおこなう。

「編集部」が提案した本のイメージをもとに、2つのチームが一緒に話し合って「本の内容」「誰に読んでもらいたいか?」を決めることが「本づくり」の第一歩です!

書店に並ぶまであと9ヵ月

内容が決まったらチームごとに作戦会議

内容が決まったら、「企画会議」で偉い人にOKをもらうためにそれぞれのチームにわかれて作戦会議を何度もします。
編集部も営業部も読者がどんな本を求めているのか意識しながら、次のことを考えます。

編集部は
「本の装丁・中身のデザイン」
「本の内容」
「どれくらいお金をかけて作るか」

を考えます。
営業部は
「どれくらい本を売りたいか」
「同じテーマの本がどれくらいあるのか?」
「どうやって売り出すか」

を考えます。

2つのチームが集まって何度も会議を重ね、いよいよ企画会議へ!!

編集部と営業部はどんなことで意見がぶつかりますか?

「本の装丁」は読者・お客様に最初に見られる部分なのでよく話し合って決めます。
あとは「刊行日」です。編集部は 1日でも遅くして、中身を詰めたいのに対して、営業部は1日でも早くして、早く売りたいと思っているから急かしてしまって意見がぶつかることがあります。
ちなみに本シリーズは、企画してから半年で刊行しました。