タンゴスタ! for 英単語ターゲット

CASE STUDY 06計画的な語彙力強化に根差す
確かな学習成果と手応え

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潤徳女子高等学校英語科教諭 第1学年副部長 青木 克人 先生

『タンゴスタ!』ご利用データ

対象学年
高校1年生・2年生・3年生
利用規模
計21クラス(生徒約580名/先生約30名)
導入時期
2018年4月ご利用開始
ご利用環境
Surfaceを各生徒に1台ずつ配備(Wi-Fiでネットワークに接続)

目的・目標別に学習計画をチューニング

本校は生徒の進学目的・学習目標に応じた3コース制を採用しており、コース別に異なるカリキュラムを組んでいます。このほか各学年の進度状況に応じたシラバスの設計も求められますが、クラスやグループ別に学習範囲やペースを細かく調整できる「タンゴスタ!」のシステムが、結果的に本校のこのような編成にマッチしました。
例えば、1年生の進学コースでは基礎を固めるために、「『英単語ターゲット1900』の前半800語を1年間で2周する」、3年生の特進コースでは大学受験を視野に、「同書の全範囲を1・2学期で2周する」といった、柔軟な学習ペース設計が可能です。さらには英検対策も織り込み、長期休暇期間に『英検でる順パス単』の英単語習得にオプションで取り組むなど、様々な目的や目標に応じた学習計画を組めるのが「タンゴスタ!」の利点です。

利用風景_01

習慣化を促す仕掛けと自立学習の可能性

本校では指定された曜日の朝学習時に、「タンゴスタ!」に取り組んでいます。「朝は英単語で始まる」という生活習慣の定着に加え、各学期のおおよその進度を前もって生徒に明示しておくことで、計画的な学習意識が身についているようです。
これら「与えられる課題」の一方、特に進学意識や向学心の強い生徒には、「自ら取り組む課題」を創り出しているケースもみられます。苦手な単語やよく間違えてしまう単語を「タンゴスタ!」に記録し、スキマ時間に復習するといった姿も。全生徒がタブレットを所持していますが、中には私物のスマートフォンでもシステムにログインし、カスタマイズした「タンゴスタ!」を利用している生徒もいるようです。端末や環境を問わずに利用できるので、学習に対する生徒たちの"自由度"が広がりますね。

利用風景_02

偏差値・英検合格率上昇の確かな手応え

「タンゴスタ!」では英単語テストを配信する担当の英語科はもちろん、アカウントを共有することで、学年団やクラス担任の教員も生徒の成績や取り組み状況を確認することができます。
英語科としては、自分の担当するクラスの学習状況が把握できるので、例えばその日の朝にテスト範囲だった単語が授業での演習とリンクするなど、単語学習に不可欠な「実践的な復習」の機会を得られていることが大きいです。
こうした基礎的な英語力の底上げは、確かな結果にもつながっています。事実、特進コース3年生のクラスでは、2年次の模試成績から生徒の半数が"偏差値上昇"となりました。
また、2018年から英検の合格率も右肩上がりで、3年連続で準1級合格者を輩出できたのも、「タンゴスタ!」での学習効果を確かに裏付けていると言えるでしょう。今後は大学入試での成果にも直結するよう、さらに指導を工夫していきたいと考えています。