タンゴスタ! for 英単語ターゲット

CASE STUDY 05生徒の自主性を育む
英単語テストの新デザイン

先生の写真

熊本県立第二高等学校英語科教諭 坂田 壮史 先生

『タンゴスタ!』ご利用データ

対象学年
高校2年生
利用規模
計10クラス(生徒約400名/先生3名)
導入時期
2021年4月ご利用開始
ご利用環境
Chromebookを各生徒に1台ずつ配備(Wi-Fiでネットワークに接続)

授業の充実とICT活用の2つの命題

本校は2022年に創立60周年を迎えた進学校です。英語科でも常に大学入試を見据えた指導をおこなっており、英語4技能の習得向上を目指して「即興型ディベート」や「ディスカッション」、「プレゼンテーション」といったアクティブラーニング型の授業を展開しています。
その中、熊本県では学校のICT化が進められ、本校でも生徒端末としてChromebookを1人1台配布しています。英語科の授業では、生徒が端末を使って教材で扱うトピックについてリサーチし、その結果を英語で発表するなどといった形で使用していましたが、さらなる活用の機会を求めて辿り着いたのが「タンゴスタ!」です。
本校では書籍の『英単語ターゲット1900』も生徒に持たせていますが、実は「タンゴスタ!」というサービスがあったからこの英単語集を選んだ、という経緯もあります。

利用風景_01

生徒の自主性を養うテストのデザイン

「タンゴスタ!」導入当初は効果的な運用を目指し、テスト実施のサイクルや生徒の受験環境など試行錯誤しました。行き着いた先は「生徒の自主的・計画的な学習をうながす」ための活用です。
具体的には、普段こまめに配信する「小テスト」は、生徒が「自分のためのテスト」として英単語の習得に主体的に取り組めるよう家庭学習用の課題とし、一定の学習範囲をまとめてカバーする「修了テスト」は、教室で一斉に実施する「本番用のテスト」として、定着度の評価に利用しています。生徒が各テストに臨むにあたり、目的意識を持って自主的に英単語力を高められるよう、学習環境を設計できればと考えています。

利用風景_02

例文問題も採点の負担なく出題できる強み

課題やテストを宿題として配信できるのはICTのアドバンテージですが、同時に教師による採点作業が不要というのは、校務負担軽減の面でも非常に大きいです。
特に本校では、単語の意味や使い方を英文の中で確認させるために、英単語テストに〈例文穴埋め並び替え〉問題を組み入れています。こうした採点・フィードバックに手間と時間がかかる出題も、「タンゴスタ!」のような自動採点システムがあれば、迷うことなくマテリアルとして利用できます。
アクティブラーニング型の学習や英語資格試験の対策など、生徒・教師とも増えていくタスクに対して有する時間は一定です。ICTを活かして、指導の質を落とさず時間を有効活用できるよう、「タンゴスタ!」には今後もさらなる進化アップデートに期待しています。