タンゴスタ! for 英単語ターゲット

CASE STUDY 04音声重視の英語教育をサポート
ICT活用で見えた学習への意欲

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日本大学豊山高等学校・中学校英語科教諭 梅田 雄一 先生

『タンゴスタ!for 英単語ターゲット』ご利用データ

対象学年
中学3年生・高校1年生・高校2年生・高校3年生
利用規模
計28クラス(生徒約1,170名/先生15名)
導入時期
2019年4月ご利用開始
ご利用環境
iPadを各生徒に1台ずつ配備(セルラーモデルでネットワークに接続)

"全員スピーチ"を支える英単語習得

本校では高校2年生の段階で、決まったテーマに基づき、1人ひとりが英語で発表するというスピーチ活動を実施しており、元々リスニングやスピーキングといった、「音声」を重視した英語教育に取り組んできました。
英語力の基礎である「英単語」の習得においても当然それは重要で、インプットの段階から音声と合わせて単語を学習できるフラッシュカードや、英語音声を聞いて答える設問を出題できるテストといった機能が備わった『タンゴスタ!』は、高度な英語力を運用するアクティブな学習活動の下支えとなるツールとして、授業の中でも大いに活用しています。
大学受験に強く、信頼性の高い『英単語ターゲット』のコンテンツに対応していることも、導入を決めたポイントですね。

利用風景_全景_01

ICT活用の課題を見越した柔軟な運用

本校では2018年度から生徒1人に1台のタブレット配備を開始し、校務に有用なICT環境を本格的に整備しました。翌年からはさらに、教科指導に活用できるICTサービスやツールの導入を検討しましたが、ここで課題となったのが、学年やクラスを一貫して、同じシステム要素を授業内へ一斉に組み込めるか、といったことでした。
履修の進度やカリキュラムの取り組み方も異なるクラス間で、画一的にサービスを導入することにはリスクもあります。そこで、本校ではまず、クラス別に学習スケジュールを設定できる『タンゴスタ!』を特進クラスに導入して、ペーパーレスでの英単語テスト実施をスタート。効果的に運用できることを確認した上で、年度ごとに対象クラスを拡大し、2021年度には複数学年・全てのクラスで利用することを決めました。
各教員がそれぞれ自分の担当クラスのシステムを管理するといった、柔軟な個別運用が可能な一方で、単語テストの成績をもとにした〈クラス対抗ランキング〉などの横断的な機能もあり、クラス間で密かなライバル意識が生まれるのも、面白い部分だと感じています。

利用風景_生徒

宿題提出がなくても「評価」ができる!?

導入の利点としては、「生徒の"学習する姿"が見えるようになった」ということが大きいです。
これには2つの側面があり、1つは、iPadといった手に取りやすい道具を使って、ゲーム性の高いクイズのような機能で英単語を覚えられることから、校内で生徒が自分から学習を始める姿が見られるようになった、ということです。勉強やテストを受験することの「ハードルが下がった」とも、言い換えられるかもしれません。
もう1つは、休み期間中の生徒の学習状況が、システムを通じて手に取るようにわかるということです。夏休み期間中でも『タンゴスタ!』のテストを宿題にすれば、わざわざプリントや教材を用意して休み明けに提出させるといったことをしなくても、学習が継続できているか、成果が上がっているかといった評価が、管理画面を通して一目瞭然です。教員側も別の課題発見や教材研究により時間を割けるようになり、学習指導の深化に手応えを感じています。

利用風景_全景_02