タンゴスタ! for 英単語ターゲット

CASE STUDY 03点数よりも"達成率"を重視
成績向上に繋がったテスト改革

先生の写真

東海大学菅生高等学校英語科主任 谷野龍太先生

『タンゴスタ!for 英単語ターゲット』ご利用データ

対象学年
高校1年生・高校2年生・高校3年生
利用規模
計32クラス(生徒約1,230名/先生13名)
導入時期
2019年4月ご利用開始
ご利用環境
BYODで各生徒がChromebookを所持

英語力向上を目指す全校的な体制づくり

本校を含めた東海大学の系列校では、中学・高校から大学まで一貫した指標で英語能力を測定するなど、英語教育の基軸強化に取り組んでいます。
これまで本校でも、オリジナルの級別検定テストの実施や「英語力アップ委員会」の設置といった、全校的な英語科指導のバックアップ体制を構築してきました。
英語力向上のために最も重要と捉えているのが英単語の習得ですが、従来のように授業の中で単語テストを実施するとなると、それだけで時間を取られてしまい、肝心のインプットに関わる部分が生徒任せになっていたという課題がありました。
そこで目を付けたのが、テストを生徒への課題として配信でき、採点処理も自動で完結する「タンゴスタ」です。様々な端末で利用できるといった点も活かし、現在では生徒が英単語を習得するためのインフラとして学習サイクルに組み込んでいます。

授業風景_単語読み合わせ

テストの"結果"よりも"達成率"を評価

生徒が英単語に向き合う時間をつくるため、「コミュニケーション英語」の授業内では、書籍の『ターゲット』を使って「単語の読み合わせ」を実施しています。大体週に50語程度を学習するペースで生徒と単語の出会いの時間をつくり、その習得状況を確かめるために、「タンゴスタ」のテストを翌週の月曜日に配信します。
ここで重要なのは、一発勝負のテストとして点数至上主義で評価するのではなく、たとえ本試験が〈不合格〉であったとしても最終的に追試で〈合格〉できたのであれば、英単語の習得に繋がったとみなし、その学習による"達成率"を評価するという点です。
学習への取り組みを評価する以上、ある程度の強制力は必要ですが、生徒のテストに対する意識として、以前のように居残りで追試を受けることによる"罰ゲーム感"が薄れたのも嬉しい効果でしょうか。
テスト自体も授業内の運用から外したことで、学校行事等に関係なく受験回数を確保できるようになり、生徒の学習量も以前より劇的に増えました。

利用風景_先生

ICTの効果的活用が確かな成果に

昨今の感染症対策に伴う休校措置を経て、本校ではICT運用に対する教員の意識が変わり、活用のシーンも加速度的に増えました。
英語科では授業動画を分担して制作する、オンラインツールを積極的に使用するなど、授業の質を保障するためにICTを援用していますが、そうした時間が取れるのもまた、「タンゴスタ」のような教員の負担を軽減するICTサービスがあってこそです。
書籍の『ターゲット』や「タンゴスタ」を通した英単語の習得に加え、授業時間の多くを活動的な内容に充てられるようになったことで、生徒たちの成績にも変化が表れ始めました。系列校の中での英語テストの成績順位が向上するなど、サービスの導入後に客観的な成果が見られたことは、教員の中でも一連の取り組みに対する確かな自信に繋がっています。

利用風景_生徒