タンゴスタ! for 英単語ターゲット

CASE STUDY 02目標に合わせた課題設定で
着実な英語力アップを図る

先生の写真

NPO法人 キッズドア教育支援事業部 チーフコーディネーター 本吉勇武さん

『タンゴスタ!for 英単語ターゲット』ご利用データ

対象学年
高校1年生~3年生(高卒生含む)
利用規模
全5クラス(生徒約120名/先生10名)
導入時期
2017年10月ご利用開始
ご利用環境
生徒の私物スマートフォン端末を利用
(各生徒が個別のLTE回線に接続)

夢に向かう子ども達

NPO法人「キッズドア」は、"全ての子ども達に夢や希望を"のミッションを掲げ、経済的な理由などで、学力が低かったり進学をあきらめざるを得ない環境に置かれた子どもたちの学習および進学を支援しています。2007年の設立以来、民間の立場から教育格差の解消に取り組み、子ども達の夢の実現を支援する活動を展開してきました。
なかでも、大学受験に特化した学習会「ガチゼミ」では、旺文社提供の英単語集『英単語ターゲット』シリーズの書籍を生徒に配付し、入試に立ち向かうにあたって必要となる、英語力の基礎的な底上げを図っています。

時間の限られた大学生ボランティアの指導者や生徒たちが、一体となって着実に学習成果を上げるには、適切な計画とレビューが不可欠。そこで活用しているのが、生徒のスマートフォンを使って簡単に確認テストを実施できる『タンゴスタ!for 英単語ターゲット』です。

ipadで授業を受けている風景

柔軟に学習メニューを設計

「ガチゼミ」では、さまざまな生活環境の生徒を抱えているため、『タンゴスタ!』で配信する確認テストは、それぞれの状況に合わせる形で柔軟に実施しています。たとえば、2017年度は、自宅学習(宿題)の形でテストを課しましたが、2018年度は、週に1回、日曜日の学習会の最初にテストをおこなうことで、よりペースメーキングを強化しました。

また、学年や学力にもばらつきがあるため、生徒の学習進度や目標に応じて複数のクラスを設定し、難易度や学習スケジュールの異なるメニューを設計。通常は、1週間に100語の学習を課題としていますが、上位レベルは入試というゴールを目指し、倍の200語を出題。『英単語ターゲット1900』収録の重要範囲である1500語を、1年間で2周学習できる計算です。大学受験を控えた高校3年生は特にモチベーションが高く、予習にも余念がありません。

発展性の高いデータ活用

学習の成果は、『タンゴスタ!』の先生用機能で一括管理。利便性が高いレポート機能では、テスト成績をすぐに集約できるので助かっています。また、データはいつでもダウンロードできるので、普段、管理用アカウントを割り当てていない指導者にも、簡単に共有できます。

レポート機能といえば、「解答データ」にも注目。それまで実施したテストの回答情報をもとに、単語ごとの"誤答率"を集計する機能です。普段『タンゴスタ!』で実施するテストとは別に、このデータを使った800語の一斉テストを作成したこともあります。出題順も良い具合にランダムになるので、生徒の底力を測るのにうってつけでした。こうした"オプション指導"に時間と手間をかけられるようになるのも、便利なICTサービスを利用する大きなメリットですね。

ipadを操作している少女の写真