地名・人名・作品名などの固有名詞、古語・和歌・俳句まで幅広いジャンルの語を、定評ある見やすい紙面に収録しました。時代を反映する新語も取り入れ、収録語数は約83,500語。図版も豊富!
多義語の核となる「中心義」から、「類語」「表現」「敬語」「用法」「参考」「使い分け」「季語」と、場面に適した語が使えるようになる工夫が満載。
重要な語には「中心義」を設け、その語の核となるイメージをつかめるようにしてあります。
同意語・類義語を「類語」欄に集め、場面に合った表現を探すのに役立つようにしました。
見出し語とともによく用いられる、擬声語・擬態語、形容詞・副詞などの慣用表現や関連することわざなどを「表現」欄として示しました。
「敬語」欄には、見出し語が動詞の場合には尊敬語・謙譲語・丁寧語を、名詞の場合には敬称・謙称を、一覧できる表組みの形で示しました。
同音異義語、同訓異義語の「使い分け」を用例とともに示しました。
類義語の微妙な違いや区別は「ちがい」欄に詳しく解説しました。
故事成語を解説した「故事」欄、語の由来や組成を示した「語源」欄、新設の「変遷」欄、口絵の「語源をさぐる」など、その語のルーツや背景を知り、正しくことばを使うための特設記事を多数掲載しています。
「故事」欄では、由来となったストーリーを簡潔に示しました。ことばの意味を正しくとらえ、正しく使うのに役立ちます。
「語源」欄では、「思う壷」「かまとと」など身近な言い回しの意外ないわれを知ることができます。
新設の「変遷」では、昔と今とで使われ方に違いのあることばの移り変わりや、そのことばの使われはじめた背景を知ることができます。
「あんパン」「カップ麺」「乾電池」「プロ野球」…など身近な物事が、私たちの生活にいつごろから定着してきたのかを知る雑学コラムも増補しました。
常用漢字2,136字(筆順付き)から人名用漢字861字まで網羅。字義から熟語例・難読語例・人名としての読みまで、国語辞典としての充実度は随一です。学校の先生からの要望により、その漢字を小学何年生でならうか、また、中学校・高等学校でならう音訓についても明示しました。
「手紙の書き方」「数量呼称一覧」「字体について」「アルファベット略語・略号集」など、迷った時に役に立つ記事や、「国語表記の基準」「国文法要覧」「人名用漢字一覧」「季語集」「世界文化史年表」などの資料性の高い記事が豊富に収載されています。
山口明穂 東京大学名誉教授
和田利政 国学院大学名誉教授
池田和臣 中央大学教授
1,696ページ
83,500項目収録
3,000円+税
2,800円+税