小学総合的研究について

 小学校に入学してから大学を卒業するまで、みなさんは16年間も勉強をします。 社会に出てからも人は毎日何かを学びます。なぜこんなにたくさん勉強をするのでしょうか。今まで知らなかったことを知るよろこびや、わからなかったことがわかる楽しさもあるでしょう。

 でも、勉強はつらく苦しいときも多いですね。まわりの大人たちはみなさんに「あきらめないでがんばれ」と言うでしょう。どうしてだと思いますか。テストで良い点を取り、試験に合格してほしいからでしょうか。それは目の前の1つのハードルにすぎません。その先にこそ本当の目的があるのです。「あきらめないでがんばれ」には、みなさんが大人になったときに幸せに生きてほしいという願いが込められているのです。
 学ぶ力こそが人を幸せにします。大人になっていろいろな困難にぶつかったときに、知識をたくさん持っていたほうが解決の糸口をみつけられますし、その知識を組み合わせる力を持っていれば、さらに多くの可能性を広げることができます。学ぶ力はより良く生きる力であることを、どうぞ忘れないでいてください。

 この本は、みなさんが学ぶ力をつけるために活用していただくものです。いつもかたわらに置いてページを開いてみてください。自分の中にある知識と、この本にある知識をいく通りでも組み合わせてみましょう。答えはみなさんの頭の中でつくられていきます。その過程こそが学ぶ力であり、将来のみなさんの幸せにつながっていくのだと信じています。