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内容紹介
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◆古文を読む力・解く力をつける工夫を満載!
◆「入門編」「演習編」の二部構成で、基礎固めから入試対策まで段階的に力が身につきます。
1、古文を読む方法を身につける「入門編」
古文を読む時に基本となる8つの読解法を解説。
登場人物に印をつける、「が・を・は」を補うなど、書き込んで読解法を理解します。
2、どんどん解いて力をつける「演習編」
入試頻出問題を精選した「基礎演習編」10題・「発展演習編」8題。古文読解のヒントを盛り込みました。
本冊問題では、「あらすじを確認しよう!」「辞書を引こう!」のコーナーを設けました。
別冊解答には詳しい解説を掲載。「文法」「文の構造」欄などで重要事項の理解を深めます。
3、「品詞分解」付きで、読む力をサポート!
別冊解答では、古文本文を再掲載して、重要部分を品詞分解して解説。
入試頻出の重要文法ポイントが一目でわかり、読解の理解も深まります。
4、古典文法の復習もできる!
別冊解答の「品詞分解」や「文法」欄で、文法を復習し、知識の定着をはかります。
本冊にも「文法ガイド」を設け、知っておくと役立つ知識・考え方をまとめました。
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目次
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入門編
①登場人物をつかむ
②助詞を補う
③体言を補う
④カッコを付ける
⑤主語を補う
⑥指示内容を確認する
⑦文章の展開をつかむ
⑧古文常識に注意する
基礎演習編
1女院の桜(『沙石集』)
2亀を助ける(『宇治拾遺物語』)
3酒乱のしもべ(『徒然草』)
4基俊、意地悪して恥をかく(『無名抄』)
5兼好をからかう(『徒然草』)
6昔男のいたずら―恋の仲立ち(『伊勢物語』)
7牛の皮(『十訓抄』)
8月にはのぼる(『十訓抄』)
9旅には出たけれど(『平中物語』)
10音楽の友(『六帖詠草』)
発展演習編
11仏の玉(『今昔物語集』)
12童舞をめぐって(『十訓抄』)
13いはでおもふぞ(『枕草子』)
14扇引きの思い出(『讃岐典侍日記』)
15再婚はしないよ(『大鏡』)
16我が子を手放して(『とりかへばや物語』)
17中の君の悲哀(『源氏物語』)
18歌は情を述べるもの(『排蘆小船』)
付録
用言活用表/おもな助動詞活用表/おもな助詞一覧/おもな敬語動詞一覧/品詞分類表
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編集担当者の声
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この本では、「古文の読み方」を一から丁寧に解説することからスタートして、古文を読む力・古文の問題を解く力を身につけられます。
まずは「入門編」をざっと読んでみましょう。その後に「演習編」の問題に取り組んでください。
「入門編」ははじめからすべてを理解できなくても大丈夫。「演習編」の問題を解きながら、「入門編」の関連する項目を繰り返し見直すことで理解が深まります。次第に読解の方法が身につき、古文を読む時の指針となってくれるはずです。古文を読む力を徐々に養っていきましょう。古文読解の基礎固めから、入試対策までできる一冊です。
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著者紹介
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河合塾講師として、古文の講座を担当。合理性と親切とをモットーとする、工夫を凝らした授業で 、生徒からの厚い信頼を得ている。『高校 とってもやさしい古文』(旺文社)など今まで数冊の著書を出版している。